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ピアノのレッスンに出てくる用語や意味について


指の番号について

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ピアノを上手に弾くためには、無駄のない指使いをすることがとても大切です。
無駄のない指の動きで、演奏のなめらかさや軽やかさを作り出すことができます。
そのために、運指(うんし)のトレーニングをしますが、決められた指使いでトレーニングをします。その際に使うのが、指の番号です。
ちょうちょうの楽譜では登場していませんが、いろいろな曲の楽譜が読めるようになると、音符や休符以外に、音符の上や下に1~5までの番号がふられていることに気付くと思います。
これは指の番号のことです。必ずしも楽譜の指示通りに弾く必要はありませんが、基本的な基礎トレーニングをするときには、指示通りに練習してみましょう。そうすることで、5本の指をまんべんなく駆使して指の特性を活かした無駄のない指使いができるようになり、演奏の技術が磨かれていきます。

指番号のある楽譜

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参考までに、指の番号が書かれている楽譜を見てみましょう。
この曲はちょうちょうと同じく、基本の手の位置で弾く曲です。
よく見ると、全ての音符に指番号がふられています。
このように、指の番号は初期のレッスンからでてきますよ。
弾けそうな人は「きちんとね」も挑戦してみて下さい。

音符と休符

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音が鳴っているときと、音が鳴っていない間のとき、この両方で音楽はできています。
音符は音の長さと音の高さを表す記号です。
休符は無音の長さを表す記号です。

学校で休符は「お休み」と教えられた方もいると思いますが、休符はお休みではありません。
休符は音を出さない時間を定めた記号です。
音楽を構成しているのはメロディーとハーモニーとリズムです。さらに分解すると、音を鳴らす時間と、音を鳴らさない時間の組み合わせにもなります。
これらがすべて調和して音楽になります。

ドレミファソラシドはイタリア語

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実は、ドレミファソラシドはイタリア語です。
日本語の音名では、ハニホヘトイロハ。このようになります。

日本語で〇長調や〇短調などと表現されるときは、〇に入る音名も日本語になります。つまり〇にはハニホヘトイロハを使います。ハ長調やト長調など聞いたことがありますよね。
クラシックを勉強するときは主にドイツ語の音名を使うことが多いです。
例えば、ハ長調はドイツ語だとC-dur(ツェードゥア)、英語だとCmajor(シーメジャー)となります。ちなみにdurとmajorは長調(明るく感じる音階)という意味です。
ジャズやポピュラーミュージックを勉強するときは英語をつかうことが多いですよ。
フランス語やスペイン語はほぼ登場しません。

青字で書かれた英語はアルファベットのままの音名です。
緑字でかかれたドイツ語の音名は・・・
ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー、ツェー、となります。

ト音記号とへ音記号

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どうしてト音記号やヘ音記号があるのでしょう?
それは、ピッコロのような高い音の楽器、またコントラバスのような低い音の楽器の楽譜も5本の線上の限られた範囲で表現できるように、ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号という3種類の音部記号があります。
もし、音部記号が1種類だけなら、5線の上や下に加線という線を何本も書き足さなければならず、楽譜も見づらくなります。シンプルな表記にすることで楽譜が見やすくなります。
ここではその中から、ピアノで使うト音記号とへ音記号について解説します。
ト音記号のグルグルの中心は下から2段目の線(第2線)にありますね。
これは、ト音記号のグルグルの中心が「ソ」です!という意味です。
ト音記号の「ト」はハニホヘトの「ト」、ドレミファソなら「ソ」のことです。
つまり、ト音記号はソの位置を決める記号です。

へ音記号の書き始めのクルクルは下から4段目の線(第4線)ですね。さらに見やすくするため第4線を:で挟んでいます。
これはへ音記号の書き始めのクルクルの場所、:で挟んだ第4線をファにします!という意味です。
へ音記号の「へ」はハニホヘトの「へ」、ドレミファソなら「ファ」のことです。
ヘ音記号はファの位置を決める記号です。

最後におさらい

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指番号を見ながら基礎トレーニング
上達の近道は、ちょうちょうを50回練習するよりも、基礎トレーニングを10回してちょうちょうを1回弾くぐらいの割合でトレーニングすることです。
フィジカルなトレーニングが必要な意味では、ピアノも少し体育会系なところがあります。

はじめは片手ずつ練習します。
片手ずつ上手に弾けたら両手で練習しましょう。
利き手ではない手は利き手の2倍練習します。
そして、利き手で弾いても、利き手ではない手で弾いても同じように弾けるようにしましょう。
特に3番、4番、5番の指は1番、2番の指と比較して弾きにくいので、指が動きずらい箇所があれば重点的にさらうこと。
最後には目を閉じて、音だけに集中してきれいに弾けるように練習しましょう。

たいへんよく頑張りました!きょうのレッスンはここまでにしましょう


今回のレッスンではちょうちょうを課題にしましたが、
みなさんが弾いてみたい曲があれば、それぞれの進度に応じた難易度の楽譜に作り替えて練習することも可能ですよ。でも、どうしても難しいときはごめんなさいね。
ピアノで弾いてみたい曲のご希望があればリクエストして下さいね。

  

ヴァイオリンとフルートとチェロのアンサンブル等、楽譜が探しずらい編成のアンサンブルも編曲の上で楽譜を作成します。発表会やイベントで必要な時はご相談下さい。

♡ おわり ♡